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質の良い講義動画の選び方のコツ、FP通信講座の動画の良し悪しが合否を分ける!
資格の勉強方法と言えば、座学で黙々とテキストを勉強する方法がスタンダードですが、時代は変わって講義動画をPCで見ながら学習するスタイルが定番となっています。
ここ数年のIT技術の進歩により、インターネット経由で講義動画を視聴したり、実際の講義をリアルタイム(ストリーム)で視聴したり、通勤・通学中の時間を利用してスマホで学習する事も可能になっています。
通学と違って場所や時間に縛られず自由に講義が視聴できる環境があるわけですから、便利な時代になったものです。
資格講座を開設している資格学校は、我先に最先端の学習方法をアピールして差別化を図り、新たな受講者の囲い込みに必至になっています。
我々受講者にとっては、各社どんどん競争してもらって質の良い講義動画を提供してもらう分には大賛成だとは思いますが、今度は色々ありすぎて選べないという嬉しい悲鳴が聞こえてきます。
現状、ほぼ全ての通信講座で講義動画は必ずついて来ると言っても良いですが、中には「とりあえず動画がついているだけ」と言った低品質なものも存在するのは事実です。
どうせなら高品質な講義動画を見極めて頂いて、学習効率をグッと上げて頂きたく思います。今回はどのような講義動画が高品質と言えるのかを解説してみたいと思います。
この記事の目次
講義動画の視聴方法を整理する
講義動画の質とは少し論点がずれるのですが、視聴方法も学習効率をアップさせるための大切な要素なのでついでに整理しておきたいと思います。一番スタンダードな視聴方法と言えば、パソコンでDVD・ブルーレイを再生が一般的と思います。
講義動画にはどのような視聴方法が存在していて、学習を進める上でどのようなメリット・デメリットがあるのかを整理してみたいと思います。
メディア(DVD・ブルーレイ)タイプの講義動画
以前からある一般的な講義動画の視聴スタイルとなります。ネットがない環境やネットが遅い場合に威力を発揮します。データ通信が発生しないので通信容量の心配もなく、確実性の高い視聴方法と言えます。
また、途中から見たい場合や早送りなどもやり易いためレスポンスの高さがメリットとして挙げられます。DVD・ブルーレイの内容をパソコンのHDD(ハードディスク)に落としておけば、メディア読み込みのオーバーヘッド(遅延)もなくストレスフリーで視聴する事が可能です。
出来の良いDVDは永久保存版として辞書的に手元においておけるので、サイト閉鎖によってある日突然視聴不可になると言った懸念もありません。
レスポンス・保存性に優れたメディア形式の講義動画ですが、ある弱点を抱えています。それは、新しく購入しなければ改版されないという事です。ファイナンシャル・プランナー資格では、法律に関する学習内容が大多数を占めますので、法改正に追従していない古い動画で学習する事はデメリットとなってしまいますから注意して下さい。
通信講座によっては、法改正の部分だけを重点解説した動画を、別途オンラインで視聴出来る等のフォローをしてくれる場合もあります。
インターネット(Web)視聴するタイプの講義動画
インターネット視聴するタイプの講義動画の最大のメリットは、場所や時間にとらわれずどこでも視聴が可能と言う点です。スマートフォンやタブレットPCがあれば、それこそ電車やバスの中だろうが喫茶店だろうが学習時間を確保できますから、時間の無い社会人にピッタリの学習スタイルと言えます。
片道あたりの通勤が1時間を超える方は是非活用してほしい講義動画の視聴スタイルとなっています。年間休日120日で計算すると [245日] × [60分(片道)] × [2(往復)] = [490時間] となりますので、3級FPであれば合格ラインを突破できる十分な学習時間を通勤だけで確保可能な計算です。
インターネット視聴のデメリットと言えば、通信速度と通信容量だと思います。Wi-Fiに切り替えることで対策が可能ですが、最近流行りの格安スマホは、通勤・通学の時間帯やお昼休み等みんなが使う時間帯に限って通信速度が大幅に落ちると言った現象が起きますので注意が必要ですね。
ちなみに通勤・通学の学習に特化した通信講座を展開するKIYOラーニングでは、タブレットPCのレンタルサービスを展開しています。毎月通信容量を使い切ってしまっている人にとっては、中々興味深いサービスですね。
学習システム「ManaBun」を提供しているフォーサイトでは、講義動画や音声はストリーミング再生だけでなくダウンロードもできます。 学習の始めにダウンロードしておけば、学習のたびに通信量を気にする必要がありません。
耳で聞いて覚える、音声視聴タイプの講義
皆様おなじみの、音響データを圧縮形式であるMP3ファイルで提供される事が殆どで、一度ダウンロードすれば何度も再生可能です。PC・スマホ・ipod・Walkman等再生機器は何でもOKで、いわゆる「暗記」ものの学習に効果的と言えます。
リスニング(聞き流し)による学習は、結構賛否両論あると思います。管理人の場合、睡眠学習は正直効果があるのかイマイチピンと来ないのですが、車窓の景色・駅に到着する等の一定のイベントとセットで音声視聴すると頭に入りやすいと感じます。
列車(バス)のスタートと再生のタイミングを合わせる事で、一定のルーティーンで音声が聞こえるようにする事です。毎日バラバラの箇所だと印象が分散してしまいますので、「◯◯駅」到着時には決まったの講義内容が聞こえているようにすると効果が高いと思います。
そのうち駅に到着する前に講義内容が先読み出来るようになっています、そうなるとかなり記憶としての定着度は高く忘れにくい状態になっています。脳科学的にも何かと結びつけて記憶すると、長期記憶として定着しやすいとの情報もあるので、あながち間違っていないと思います。
自分のスタイルにあった講義動画の視聴方法をチョイス
3種類の講義動画の視聴方法をピックアップしましたが、使い分ければ全てのスキマ時間を徹底的に講義動画漬けにして最短で合格をゲットする事も可能かと思います。
特にサラリーマンの方は通勤時間を上手に活用して下さい。大多数がスマホでゲームをしている中、ストイックに資格の勉強をしている姿は管理人はかっこいいと思いますし、その努力を神様・仏様・ご先祖様は必ず見ていますよ。
音声視聴の場合はながら作業(何かをしながらの聞き流し学習)が可能ですので、例えばお料理をしている最中は流しっぱなしにしておくだけでも、随分違って来ると思いますから、主婦の方におすすめの学習方法と言えます。車通勤の方は行き帰り聞き流しておくと良いでしょう。
質の良い講義動画とは?その真髄に迫る
さて、本題に入りましょう。何をもって質の高い動画と判断するのか?その真髄に迫ります。
収録環境が講義動画のクオリティを左右する
講義動画は大きく、「資格学校等の生講義をそのまま録画したもの」と「通信講座専用に収録・編集したもの」に大別されます。
前者は単純に講義を録画したものなので、教室の後ろの方から講師の講義風景を俯瞰で録画したものが多い印象です。たまに他の受講者が写っていたりしており、管理人の場合、受講者の服のセンスが気になったりすると、そっちばっかりに気を取られてもう学習どころではなくなってしまいますので、あまり好みではありません。
生講義の雑多な雰囲気が「実際に教室でみんなと勉強しているみたいで良い!」という方もいらっしゃるでしょうから、好みの別れるところだと思います。
対して、通信講座専用に作成された動画であれば気が散ることも無く粛々と視聴、学習を進めることが出来ます。また、一発撮りの講義録画と違い、解説のつながりが悪かったりしても編集時にリテイク(とりなおし)も効くので、通信講座専用に収録したもののほうが動画全体のクオリティとしては、高いといえます。
映像・収録音声の品質が講義動画のクオリティを左右する
資格学校の生講義は、白色蛍光灯の普通の教室で行われますので、明度・彩度不足に陥りがちで何だか暗~い雰囲気になっていることもあったりします。また、講師の声もスタジオと違って拡散してしまうので、聞こえづらかったりします。
ご家庭のパソコンなら上記の状態でもある程度は調整できたり出来るのですが、通勤・通学中にスマホやタブレットPCで視聴している場合はそうも行きません。若い方は拡大したり音量を即座に調整出来るんでしょうけど、機械音痴の管理人はそこまで素早く対応できません。
通信講座専用の講義動画は、撮影用のスタジオで収録されていますのでクリアな映像に明瞭な音声と、割とはっきりとした違いが出ます。また、通信講座専用の講義動画は収録したものを垂れ流すだけではなく、必ずと言っていい程加工編集が施されています。
編集に時間を掛けている講義動画は、通販番組のように要点が分かり易くかつポイントで効果的にテロップや吹き出しも入りますので、視覚効果も相まって記憶へ定着し易いといえます。
動画の構成順序が大切です
テキストの章立てに沿った形で講義動画が構成されているかはとても重要です。最近はそこまでマッチングが取れていない講義動画は存在しない印象ですけど、通信講座のホームページなどに講義動画の構成が記載されていますので、テキストと整合性が取れているか、出題範囲を網羅できているかをチェックしておいて損はありません。
FP資格ではありませんが、別の現場士業系のとある資格講座では、一番肝心な工作を伴う実技試験の動画が割愛されているなんて事もありましたので、FP資格の科目の内容がきっちりと講義動画に全て収められているかどうかはチェックしておいた方が良いです。
出題内容についてはこちら の記事を参照の上、チェックに利用して下さい。
更に、解説を担当する講師がコロコロ変わる講義動画も避けた方が無難です。「講師が途中退職してしまった/病気になってしまった/編集の都合上/専門分野の都合」などなど色々理由は考えられますが、変わる事もあります。
講師も人間ですから、解説方法もポイントの教え方も変化します。「前の先生ならこの辺りで間を置いてポイントを話してくれるだろうな・・・」というタイミングで、新しい講師は言わないかもしれません。
受講者(聞き手)は講師の変化に対応して調整を余儀なくされますから、時間の無駄ですし無意識にストレスが溜まることになります。関連性の深い部分の解説で途中で講師が変わってしまうと更に混乱する事になるでしょう。
この点を通信講座各社も把握しているようで、最近は講座のコース解説の中でわざわざ「同じ講師が全て担当します」とアピールしているものも存在しています。
管理人も色々な動画を視聴していますが、今だに完璧100点満点!と言う講師には出会った事がありませんし、これからも出会う事は無いと思っています。ですから、受講者側は少なからず調整を行う必要はあります。
この調整幅が大きくなればなるほど、「よくわからない」「気に入らない」というネガティブな部分が増えて学習効率がガクッと落ちてしまう訳です。ですから、通信講座を受講する前には、必ず講義動画をチェックしておく必要があるのです。
講師の質が動画の質を左右する!
動画は見栄えも重要ですが、何と言っても講師の質が大きなウェイトを締めています。大手通信講座の講師陣であればキャリアもあるし安心だろうと侮るなかれ、下手くそな人はトコトン教え方が下手です。「先生」と言えども決して全知全能ではないのです。
管理人が様々な資格の講義動画を実際に視聴する中で遭遇した、「出来れば遠慮したい講師の方」と「デキる講師の方」を見極めるポイントを記載したいと思います。
こんな講師は嫌だ!実際にあったダメ講義動画
管理人的にNGな講師のポイントを挙げておきます。動画を視聴してものの数分でダメだこの人・・・とすぐ分かることもあれば、得も云われぬ違和感を抱えつつみてしまう講師の方も中にはいらっしゃいます。で、あとから「金返せこの野郎・・・」と怒りがこみ上げて来るわけです。
- No.01 考え事をしている感じで「え~」「え~」「あ~」などの発言が多い
「①プランニング・②シミュレーション」してから話して下さい!編集スタッフも納期やスケジュールがあるのは分かるけど、練習する時間ぐらい与えてあげて!
- No.02 メモやカンペを見ている(というか完全に視線がそっちに行っている)ので、トークが完全に上の空
もっと抑揚を効かせないと生徒は寝てしまいますよ、トークにはメリハリが大切です。時には感情を込める事も大切ですよ、一生懸命な姿が生徒の共感を呼びますよ。
- No.03 関西弁が濃すぎて引く
FPは確かにお金(マネー)を扱う資格ではあるけど、あれおかしいな・・・何故かミナミの街金にゼニの儲け方を教えてもらってるみたいな感覚になります。
- No.04 ホワイトボードや黒板に講師がかぶっていてポイントが見えない
カメラ慣れしていない以前に、書く事に集中しすぎて周りが見えていない方の典型です。教える相手は貴方の背中の方向にいるぞ!先生邪魔だよ!
- No.05 字が汚すぎて読めない
結構多いです、時間が限られているのは分かりますが焦らないで!一時停止して見るの面倒くさいんだから・・・。
- No.06 そもそもその講座の専門職じゃないのがバレバレ
格安系講座で目にしたことがあります、経歴も記載されているのですが一切そんな情報が出てこないとかもありました。まあ、そんな不誠実な資格講座は自然淘汰されるのがオチですけどね。
- No.07 明らかに声が疲れている・元気がない
一体何があったのかわかりませんが・・・元気だしてくださいね。
- No.08 途中で急に講師が変わる、あるいはカットが多用されていて繋がりが悪い
あれ?さっきの先生どこ行った?戻ってきて~!
最後のNo.08は、講師の方がどうこうというわけでは無いですが、先ほども申し上げたとおり出来れば全て講師で講義はやって頂いた方が良いです。講師によって話し方・ポイントの押さえ方・後々重要となってくる布石の打ち方も変わりますので、受講側としては講師が変更になると、順応するのに時間がかかってしまうのです。
サンプル動画を視聴中に上記のような気配を感じ取ったら、その通信講座を受講するのは躊躇した方が良いでしょう。
デキる講師の講義動画
デキル講師は人柄・声質・仕草・タイミングあらゆる面において人を夢中にさせる魅力を持っているものです。先天的にこういう才能のある方もいれば、努力によって身につけた方もいるでしょうけど、サンプル動画を視聴していれば講師の持っている実力は割と伝わって来るものです。
- No.01 字が綺麗でとても見やすい or 書くのは早いけどきちんと読める
- No.02 聞き取りやすい流暢な標準語で、メリハリがある
- No.03 間のとりかたが絶妙
- No.04 録画済みの動画なのにこちらに問いかけてくる
- No.05 ホワイトボードに文字を記載するときも背中を完全に向けず半身の体勢が多い
- No.06 基本的に視線はこちら(受講者側)を見ている
- No.07 事例やエピソードが現実的でイメージしやすい
- No.08 後々出てくる重要ポイントの布石をあらかじめ打っている
以上のような特徴を備えた講師の方はデキル方と言えるでしょう。ストレス無く講義が視聴出来、何度も巻き戻して聞きなおす必要もないほどトークのシナリオが洗練されていますので、時間効率の高い学習が可能と言えます。
管理人的、質の良い講義動画の選び方のコツ総括
効率良く学び、合格を勝ち取りたいという思いに応えるべく講義動画の質にフォーカスを当てて解説してみました。
生講義だと聴き逃したりした箇所や、もう一度聞きたいと言った要件を十分満たす事は難しいかもしれません。データ化された講義動画であれば、何度でも視聴し直す事が可能ですし、場所にこだわらず学習が可能です。
ファイナンシャル・プランナー(FP)は受験者も多く人気のある資格になりますので、高い需要を敏感にキャッチして講義動画の収録・編集に力を入れている資格講座は、信用に足ると言えるのではないでしょうか。
気になる講座があれば、講義動画の質の視点から判断されても良いと思います。今回の記事が皆様の講座選びに少しでもお役に立てれば幸いです。